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マヤ暦

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 中米、メソアメリカのマヤ文明、マヤ人における暦。 計算法、数え方には長期計算法といわれる紀元年数的なもの、太陽暦、神聖暦の3つがある。

長期計算法とは、過去のある時点を紀元にして直線的時間経過を数えるもの、マヤ紀元年とでもいおうか。 「四アハウ、八クムク」といわれるもの。紀元前BC3114年8月13日にあたるという。 このマヤ長期暦は一種の20進法で数えられている。
1つのサイクルが約5135年で、現在のサイクルの終わりが2012年112月23日となる。俗にマヤ世界の終焉、地球滅亡などとマスメディア などがネタにしている元、由来である。

※2012年12月17日?中国ではこの終末論を広めたとして逮捕者がでたり、終末をまにうけて小学校で20人に刃物で負傷させる男がでるなどしたようだ。

長期暦の単位
キン(キッヒ)=1日
ウイナル(ウィナク)=20日
トゥン=20x18x360日
カトゥン=20x18x20=7200日
バクトゥン=20x18x20x20=14万4000日=約400年

バクトゥン(約400年)が13回繰り返すと1サイクル(約5135年)が終了となる。

マヤの太陽暦
1太陽年を365.2420日と計算した
1ヶ月は20日、1年は18か月にくわえ不吉とされる 余日、最後の5日(ワエブ、ウォイエブ)とする365日で閏(うるう)日のない純太陽暦。

各月の名称(ひと月は20日)
01.ポップ
02.ウォ
03.シップ
04.ソッツ
05.セック
06.シュル
07.ヤシュキン
08.モル
09.チェン
10.ヤッシュ
11.サック
12.セン
13.マック
14.カンキン
15.ムアン
16.パッシュ
17.カヤブ
18.クムク
(最後の5日 ウァイエブ)

「日」は20個の名称と1から13までの数を組み合わせた260日。 260日周期をツオルキン周期という。260日につけられる異なる日の呼称は、 中国、日本で日に配される干支に近いといえる。

マヤ暦は二十進法を採用していて、1日をキン、20キンを1ウイナルとする等の単位を使って暦元からいくらでも大きな日数を表すことができる。

マヤ神聖暦については後日追記。

参考資料

 

関連項目一覧
マヤ 【文化地域】
暦、月 カレンダー 【大項目】

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