ウィーウィルメクとも。マリシート・パサマクウォディ族(カナダ南西部、米国北東部 メイン州ワシントン郡など) の魔術師が変化した大蛭。 この名でいくつか水の中に棲む巨大な魔物の伝承があるようだ。
パサマクウォディ族の伝承では、魔術師メドシェルメトがボイデン湖でもうひとりの魔術師と 戦った時、互いに魔術でバケモノに変化した。メドシェルメトが ナメクジのような巨大な化け物、巨大蛭ウィーウィルメクになった。扁平な頭に湾曲した角、 体にはあざやかな格子の模様、するどい歯のある口で吸血すれば相手はひからびてしまう。
ウィーウィルメクではないがチェロキー族の伝承でっは、蛭のような蛇のような巨大な化け物がすむ水中のかくれ場所があり 「トラヌシイ(蛭の棲家)」といわれる。
アルゴンキン族に同様の名前の角龍がいる。
参考資料
・龍のファンタジー (東洋書林)
・
世界の怪物・神獣事典 (キャロル・ローズ著 原書房)
他
関連項目一覧
ウィーウイルメク (角龍)
ドラゴン,竜 (大項目)
アメリカ先住民 (文化地域)
(C) 幻想世界神話辞典 - GENSO SEKAI Myth dictionary