神話辞典  文化地域  大項目  50音 

ドヨウ ウシノヒ 土用 丑の日 どよう うしのひ

>>関連項目一覧

※2024年夏の土用の丑の日は、7月24日と8月5日。
日本の伝承、暦上の雑節(ざっせつ)。もとは中国の五行や十二支の考え方から割り当てられ たもの。
日本では夏の土用の丑の日に鰻ウナギを食べる慣習が広く浸透している。由来は諸説ある ようで後述を参照。
夏の土用の丑の日は大体7月20日頃。
*土用は約18日あるので2回丑の日がくることもある

「土用」は1年に4回あり、立春、立夏、立秋、立冬の前各18日間(必ず18日ではない)。
春夏秋冬四季には木、火、金、水をあて、各季の終わり18日余に土気をあてたという。 各季の土用があけると、立夏、立秋、立冬、立春である。
土用に入って最初の丑の日が「土用丑」となる。

夏の土用の丑の日には、鰻(うなぎ)のかば焼きを食べ、灸(きゅう)を据える風習、 ウナギ、うどんなど「う」の字のつくものを食べると、夏やせ しないなどの俗信がある。
江戸時代、平賀源内が鰻屋に入れ知恵して、「土用の丑の日には鰻を食べる」と広めたという 説もよく語られる。
寒中の丑の日には、丑紅を買う風習があるともいう。この紅(べに)は、口中の荒れを防ぐと いわれる。

2012年は日本で稚魚のシラスウナギが3年連続不漁で漁業資源枯渇の危機かといわれる。 マダガスカル産のヨーロッパ向けのものが日本へも輸入されるらしい。 (余談だが、マダガスカルの伝承ではウナギには人間の魂が宿っているというらしい)

参考資料
・日本大百科全書(小学館)
・大辞泉(JapanKnowledge)
国立天文台サイト 二十四節気・雑節 [外部]

 

関連項目一覧
ウナギ(鰻うなぎ)の神話伝承 (動物:神話伝承)
日本 (文化地域)
暦、月(カレンダー) (大項目)
二十四節気 (中国,日本:暦)

>> Page top

(C) 幻想世界神話辞典 - GENSO SEKAI Myth dictionary