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破軍星 はぐんせい ハグンセイ *po jun xing >>関連項目一覧*中国語標準話の発音略して破軍。はぐんしょう。中国、日本の伝承。北斗七星の第七星のことで、柄杓の柄の先端にあたるこの星を陰陽家は剣の先端 になぞらえ、この星の指す方角を万事に凶として忌んだ。 他の伝承でも北斗は死に関係する。 牛年生まれの人の本命星とされる。 『五行大義』-四・十六論七政「北斗有七世<略>黄帝斗図云、一名貪狼、二名巨門、 三名祿存、四名文曲、五名廉貞、六名武曲、七名破軍、又金神在斗居破軍星」 『異制庭訓往来』「又是天庭置武官也。北斗七星武曲破軍及天狗星等是也」 『金比羅本保元』「軍の陣をば、破軍星の者こそ破るなれ」 『伊呂波字類抄』「破軍星 七星内牛年人」 『五行大義』は中国では宋代に失われてしまったらしい(日本に残っていた)。 手元の現代の中国語辞書には破軍の語がなく破の項には「大破敵軍」(大いに敵を破る)しか載っていなかった。 三国志の小説やコミックの中では天文、星をみて将の死の兆しを知る場面がある。 余談だが『北斗の拳』に「死兆星」というものがでてくるが 他の文献にはみられない言葉のようである。 参考資料 ・ 日本国語大辞典 〔精選版〕 1 ・日本大百科全書 (執筆者: 小学館) ・現代中日辞典 増訂版(光生館) 関連項目一覧
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