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イタコ いたこ (巫女) >>関連項目一覧日本の伝承伝統の巫女(みこ)、シャーマン的巫術師。巫女、市子(いちこ)の部類にはいるようだ。 東北地方北部に広く分布する、霊の口寄せをを業(なりわい)とする者。多くは盲目の女性だという。 青森県下北半島、恐山(おそれざん)のいたこが有名。 名前の由来、語義は語るという行動から、アイヌ語のイタク(語る)という動詞に東北地方の愛称コが付されたものという説、 新仏の戒名を板に書き付けて祀るので板コだという説など、いくつか説があるという。 一定の修行をして、神憑け(かみつけ)が行われ、特定の神仏を守護神としてもっているという。 現在では天台宗系の寺で養成しているところもあるとも。 家々の求めに応じて、 春の彼岸、盆に死者供養の口寄せを行ったり、家の神のオシラサマ(東北地方の民間信仰の神体。農神、蚕神)をアソバセルといって、 祭文(さいもん)を語ってオシラサマを祀ったりする。 下北半島恐山(おそれざん)の地蔵講や、津軽半島金木(かなぎ)町川倉の地蔵盆には、 近在のいたこが集まり、数珠を手にして口寄せを行っている。 2010年2月には八戸観光コンベンション協会がは、JR八戸駅でイタコの口寄せをイベントとして行った。 日本では、巫女やそれに類する神職、シャーマン的聖職者がいくつかみられる(ユタ、ノロ、かんなぎ等)。 参考資料 ・大辞泉(JapanKnowledge) ・日本大百科全書(小学館 項目執筆者:鎌田久子) 関連項目一覧
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