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ジャガーノート ジャガンナート jagannātha jagan-natha >>関連項目一覧


ジャッガーノートとも。インド・ヒンドゥーの神話伝承にでてくる神。名前の意味は「世界の保護者」。
英語ではJuggernautとも表記される。

ナラーヤンやハリなどのヴィシュヌ神の別名のひとつともいう。またヴィシュヌと同一視される神。
東インドのプーリーに寺院があり、年に一度の祭りでは物象化した「ムールティ」が18メートルもある山車にのせられ通りを練り歩く。 この神像は、木造で黒く塗った恐ろしい顔に、赤い血のような色の広い口をした像だという。 狂喜した参拝者が山車の車輪の下にひかれれようと身を投じ、人々はその犠牲の行為を賞賛するという。

3月と7月の二大祭には巡礼が70、80万人も集うという。このときばかりは階級の差なく皆一緒に食事をとるという。

英語では「巨大な破壊力(を持った大戦艦・戦争等)」「(圧倒的に)強力で巨大なもの、存在、組織」「巨人」といった意味で使われ、 この意味での映画作品やMARVEL社のコミックキャラクターに名前が使われている。またゲームのFF(ファイナルファンタジー)シリーズにも、この 名前のキャラクターが登場する。

シヴァの神妃のひとりの異称にジャガンマーター(世界の母)がある。

参考資料
・世界宗教事典(青土社)
・ギリシア・ローマ神話 付インド北欧神話・(岩波文庫)
・プログレッシブ英和中辞典(JapanKnowledge)

 
関連項目一覧
インド 【文化地域項目】
ヴィシュヌ 【大項目】

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