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クシャトリヤ ksatriya >>関連項目一覧インド、ヒンドゥーの伝承。ジャーティ(カースト)といわれるが、 古代の階級ヴァルナ(バラモン、クシャトリヤ、ヴァイシャ、シュードラ)のひとつ。 バルナ(四種姓、四姓)の第二。王族、士族(武士)階級。漢字では刹帝利と書く。 バラモンが祭式を執行するのに対して、クシャトリヤは統治、支配を分担する世俗的権力者とされる。 実際には古代のことは明確でなく 王族がクシャトリヤであることを強調するようになるのは、8、9世紀以降、形成され始めたラージプート・カースト 諸集団が北インド各地に政権を樹立し、古代のクシャトリヤにさかのぼる家系図をつくるようになったという。 インド中世において、このラージプートだけは広くクシャトリヤと認められたが、 他の地方の同様な武人的カーストでクシャトリヤと認められたカーストは存在しないという。 中世には、クシャトリヤのいない地方の方が多かっという。 物語などによると結婚など同じ階級であることがのぞましいという。 クシャトリヤのふさわしい技術に精進をしていることが好まれる。武芸などであるだろう。 「屍鬼二十五話」にはカドガタラ(剣を持つの意)というそれらしいクシャトリヤ 参考資料 ・日本大百科全書(小学館 執筆者:小谷汪之) ・屍鬼二十五話(ソーマデーヴァ:著 上村勝彦:訳 平凡社) 関連項目一覧
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