幻想世界神話辞典 〜
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竜女 りゅうにょ リュウニョ >>関連項目一覧仏教の伝承、経典(法華経)にでてくる竜王の王女。八大竜王の一、沙伽羅竜王(沙羯羅竜王 しゃからりゅうおう) の娘。蛇身で、海中の竜宮に住む。 8歳の時、海中で文殊師利菩薩が妙法を説くのを聞き、即座に菩提心を発し、 霊鷲山の会座に列して、「我は大乗の教をひらいて苦の衆生を度脱せん」と述べた。 そして釈迦仏に如意宝珠を奉って成仏をあらわした。 これは、それまでの教えでは説かれなかった女性の成仏と畜生成仏が初めて あらわされたもので、また長い修行を経ずに速やかに得道する即身成仏も示された。 (法華経では他にも提婆達多が天王如来の記別を与えられ悪人成仏がしめされる) 法華経提婆達多品第十二 「娑竭羅竜王の娘有り。年始めて八歳なり。 智慧利根にして、善く衆生の諸根の行業を知り、 陀羅尼を得、諸仏の諸説の甚深の秘蔵悉く能く受持し、 深く禅定に入って、諸法を了達し、刹那の頃(あいだ)に於いて、 菩提心を発して不退転を得たり。弁才無碍にして、 衆生を慈念すること、猶、赤子の如し。 功徳具足して、心に念い(おもい)口に演(の)ぶること、 微妙広大なり。慈悲仁譲、志意和雅にして、能く菩提に至れり」 関連項目一覧
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