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ショウブケン 菖蒲剣(蒲剣) しょうぶけん >>関連項目一覧中国、朝鮮、日本の伝承。武器。中国では端午の節句、五月五日は厄払いのためのもので、 菖蒲(しょうぶ)は葉の形が剣に似ているため悪魔払いの意味で取り入れられたという。 「燕京歳時記」には「蒲剣」の語がみえる。また「菖蒲は剣の如く八節の妖邪を斬り」「手には菖蒲の剣をとり」 などと赤紙に書いて門の戸にはる厄払いの文句がある(「清俗紀聞」「荊楚歳時記」)。 「混元盒物語」という明代の小説にも妖怪を退治する剣としてでてくる。 朝鮮でも菖蒲剣と呼ばれる剣があるようだ(韓国のドラマ「チェオクの剣」(茶母)にも登場する)。 日本でも、この剣形の葉から菖蒲剣としてみたてられるようだ。 鎌倉時代に菖蒲の葉で作った兜と刀で合戦の真似をする行事があったようで、また後に 菖蒲が「尚武」と語呂あわせされ、「尚武太刀」(木刀の柄に菖蒲の葉を巻いて飾る等)された。 関連項目一覧
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