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ヤマト 大和、倭 やまと >>関連項目一覧


日本の伝承、歴史上の古代の日本国の名前のひとつ。五畿内、畿内五か国に属し、今の奈良県付近といわれる。

大和朝廷の発祥地で飛鳥(あすか)京、藤原京、平城京などが置かれたという。 平安遷都まで歴代天皇の都があったことから転じて「日本国」のことをさす。異称。

もとは「倭」と書いたが、元明天皇の時、「倭」と通じる「和」の字に「大」をつけて「大和」と書くよう定められた。 大をつけるのは中国王朝にならったものだろう。(魏を大魏といった)
「倭」についての古い文字記録は国内より、中国や韓国・朝鮮半島に見られる。(なかには委という表記も) 魏書(魏志倭人伝)や、4、5世紀の朝鮮半島や隋の記録など。 朝鮮半島南部に弥生土器がみつかっていて、倭人が鉄の産地を訪れていたことが中国の記録に残っている。
高句麗、百済、新羅の攻防にも倭人がかかわっいたとされる。 広開土王の碑文の倭の勢力について触れている。

白村江の戦いの後、しばらくして国名に「日本」の記録がみられるようになった。
なお、歴史、古代史、考古学的な「大和」「倭」に関しては調査、研究、発見が続けられている。

しかし、「やまと」という名前は様々な言葉に残る
・やまとことのは、やまとことば(大和言葉、大和詞)
「敷島のやまとの花なくは」(新葉・雑中)
・やまとだましひ (大和魂)
「人がらやまとだましひの優りて」(愚管抄)
「事に迫りて死を軽んずるはやまとだましひなれど」(弓張月)
・やまとなでしこ(大和撫子)
日本女性の美称。「山がつの垣穂に生ふるやまとなでしこ」(和泉式部)
・やまとがみ(大和神)
沖縄の人から見て、本州の神々、宗教などを指すようだ。
近世の封建社会での薩摩藩の支配の仕方や、その後のこと、また文化の独自色の差を考えれば普通の区別かもしれない。




大和はまほろば、といったことが日本書紀にかいてある。 まほろ まほろば は よいところ という意味。





余談だが、有名な旧日本海軍の世界最大の戦艦「大和」がある。昭和16年(1941)竣工。 排水量6万9000トン。しかし空母時代になっており、性能は発揮されず、 昭和20年、沖縄近海で、アメリカ軍機の攻撃により沈没。

さらにこの戦艦大和をもとにした「宇宙戦艦ヤマト」は2009年にも劇場版が制作されるほどのヒット作である。

 
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