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ローエングリン Lohengrin >>関連項目一覧


アーサー王伝説。ヴォルフラム、またはそ以後に書かれたらしい作者不詳の詩『リゴメール』に登場、物語られる。

ドイツの伝説。聖杯(Holy Grail)を守護する神秘の騎士。この中世の叙事詩(13世紀頃)や白鳥の騎士の伝説をもとにワグナーが作曲したオペラ「ローエングリン」 Lohengrinがある。

パルツィハル(パーシヴァル)の息子。「聖盃」をまもっている 人々のひとり。
あるとき、白鳥の似姿をした天使がひく船に乗ってブラバントにむかった。
エルザとゴットフリート姉弟を助けた。
ブラバント公爵の娘エルサ(エルザ)を、「エルサは自分と結婚する約束をした」と主張する フレデリック・デ・テルラムントから守るためだった。
一騎打ちでテルラムントをやぶり、エルザと結婚した。

結婚の際、けっして自分の名前を問うてはういけない 、とエルサに言い渡した。ふたりの子供が産まれたが禁じられた 質問をエルサが口にしてしまい、ローエングリンはエルサのもとを去った。

その後、リザボリエの皇女ベライエと結婚したが、 娘は魔術で籠絡されたと勘違いした両親の派遣した軍隊に ローエングリンは殺されてしまった。

ベライエも悲嘆にくれて亡くなってしまった。
国の名はローエングリンを讃えるために「ロトリンゲン」(ローライネ) とあらためられた。





参考資料
図説アーサー王伝説事典 (原書房)
・大辞泉 (JapanKnowledge)
・ランダムハウス英和大辞典 (JapanKnowledge)
・日本国語大辞典 (ジャパンナレッジ)

 
関連項目一覧
パーシヴァル 【アーサー王伝説:英雄,騎士】
アーサー王 【ケルト,ブリテン[イギリス]:英雄,王】
ケルト 【文化地域項目】
ドイツ 【文化地域項目】

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