幻想世界神話辞典 〜
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タイホウ 大鵬 たいほう da peng * >>関連項目一覧*発音表記は標準話におけるものを参考までに記載。中国の神話伝承。想像上の大鳥。『荘子』-逍遥遊には、鯤(こん)という魚が化したもので、 翼は三千里(約1500km*)に達し、一飛びに九万里(約45000km)をのぼるという。 『荘子』-逍遥遊 「北冥有魚、其名為鯤、鯤之大不知其幾千里也、化而為鳥、其名鵬、鵬之背、不知其幾千里也」 『三教指帰』-下 「夫挙鯤濫觴、曾無山見千里之鯤、翥翮籓籬、何能知有九万之鵬」 日本語として「おおとり」とも読む。鳳凰や鸞鳥も、おおとりという。 読みは「たいぼう」、一字なら「ポウ」とも。中国語発音はda-pengダ-ポンだがdaiの発音は「大夫」などではある。 (昔はしていたか。時代で違う) (*1里を500mとして。時代で異なるがだいたい500mちょっとである。荘子の人物や書物の成立は 不明未詳だが紀元前300年代の戦国時代といわれている。荘子や老荘について記述のある書物が紀元前100年代頃にある [史記、淮南子]。 日本の1里も大宝律令の頃は500mだったがいろいろ変遷し約4kmになった) 余談だが、日本では昭和の偉大な横綱の名前としても有名である。巨人、大鵬、たまご焼き。 参考資料 ・ 世界の怪物・神獣事典 (キャロル・ローズ著 原書房) ・ 日本国語大辞典 〔精選版〕 1 ・現代中日辞典 増訂版(光生館) 関連項目一覧
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