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鳥 トリ とり Bird >>関連項目一覧


鳥は翼をもって大空を飛ぶことのできる動物、生き物として、人類は昔から崇拝、信仰してきた。
大型種・肉食種はやはり畏怖、尊敬の対象に、姿や鳴き声が美しいものや、人間に身近なもの、このまれる習性をもつもの 、変わった、特異なものなどに神話・伝承があるといえる。
*最下段に鳥に関連した神話・民話の項目の一覧


最大級の大きさを誇る鷲や、黒い羽毛が印象的な烏(カラス、ワタリガラス)、美しい白鳥、その他鳥にまつわる伝承も多い。
また北半球の高緯度地域に共通してワタリガラスが神話上、重要な立場にあることがおおい。
タカ(鷹)、ワシ(ワシ)はその大きさ・威容からか、空の王者、神の鳥など特別視されることが多い。
アボリジニの伝承ではヒクイドリは神の化身である。またトレス海峡諸島域にすむ人々にはトーテムとして崇拝されている。

カラス(烏)はギリシャや、中国、日本で太陽と関連づけられている。
またケルトで死にからんだ軍神的な神格。日本などでも死と関連づけられる。

ニワトリ(鶏)も人間の生活に身近で、神話や民話などに登場する。十二支や魔物バジリコックなど。 日の出とともに鳴くせいか太陽とも関連。卵を産むことが特徴づけられる(金の卵など)ことも。

ワシ鷲やタカ鷹は神の鳥の扱い。ギリシャではゼウスの聖鳥。猛禽のハヤブサはエジプトのホルス。沖縄でも タカは神の鳥。また広い地域でタカの羽には特殊な価値、希少価値がついた。鷹匠も広い地域でみられる。



参考資料
・日本大百科全書 (執筆者: 小学館)
・大辞泉 (JapanKnowledge)
・eプログレッシブ英和中辞典 (JapanKnowledge)


 
*神話辞典内の「鳥」検索結果

関連項目一覧
アンズー 【バビロニア:魔物:鳥】
ガ・ガアー 【アメリカ先住民族:烏】
ガルーダ(ガルダ) 【インド,ヒンドゥー:鳥】
コウノトリ(こうのとり) 【鳥:神話:赤子】
サンダーバード→ワキヤン 【北アメリカ:ダコタ民族:精霊:鳥:雷,太陽】
ズー 【シュメール:魔物:鳥】
シームルグ 【イラン:鳥】
ズィムィリク 【キルギス:鳥】
スィームルグ(シームルグ) 【イラン:鳥】
スザク(朱雀) 【中国:神,鳥】
ソボル 【ウイグル:鳥】
タイホウ(大鵬) 【中国:怪鳥,大鳥】
タンガタ・マヌ 【イースター島:鳥人】
フェニックス 【鳥:悪魔:ソロモンの72柱,霊】
フギン、ムニン 【ゲルマン,北欧:烏】(オージン)
マケ・マケ 【ラパ・ヌイ:神:海鳥】
ルフ鳥(ルク鳥) 【イラン,アラビア圏:大怪鳥】
ロック鳥 【イラン,アラビア圏:大怪鳥】
ワキヤン 【北アメリカ:ダコタ民族:精霊:鳥:雷,太陽】
動物 【大項目】
  
カウ 【中国:魔物:烏】
トゥルカウグック 【イヌイット:神:ワタリガラス】
ヤタガラス(八咫烏) 【日本:鳥:烏】

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