神話辞典  世界の神話  大項目  50音 

処女受胎 処女懐胎 しょじょじゅたい しょじょかいたい

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 キリスト教で、聖母マリアが処女(しょじょ 日本語では「家に処[い]る女」未婚女性、生娘[きむすめ])のまま、聖霊によってイエスを受胎(じゅたい 妊娠)したこと。 または処女懐胎(しょじょかいたい 懐妊、妊娠)。処女降誕(しょじょこうたん 処女マリアの胎[はら]に宿り生まれた)。日本語で「胎(はら)」は、「はらむ(妊娠 子を腹に宿す)」、「子宮」のこと。
処女が超自然的に子を宿すモチーフは、聖なる性質の象徴で、世界の他の神話伝承でもみられる。

神と女性の一致の結果、子を宿すことで、神と交わったわけではないという。 [マタイ伝福音書1章18ー25,ルカ伝福音書1章26ー38]
門脇佳吉氏は、聖母マリアの「無原罪の御やどり」、原罪によるけがれを超越した神の子メシアとしてのイエスの権威等述べている。 イエスが処女マリアから生まれたことはイエスの聖性の根拠とされる。

 類型的な神話伝承では、
・シャカ(釈迦)誕生にまつわる物語で母マーヤーは、夢で6本牙の白象が脇腹から胎内に入って宿ったという。
・聖徳太子は、母・間人皇女が、夢で救世観音(ぐぜかんのん)が胎内に入り、皇子を宿した。
・主神ゼウスが変身等し、人間などの処女と交わる、感応する等して子を宿させた。
・女神ヘラが、ゼウスによらずヘパイストスを生んだ。(アポロドーロス)
・女神ガイアは、単独で自らに等しい存在としてウラノスを生んだ(処女生殖[単為生殖]、天地創造神話の一環か)

 

参考資料
広辞苑(資料は第六版)
・日本大百科全書(執筆者:門脇佳吉 小学館)
・Oxford Languages

 

関連項目一覧
聖母マリア 【キリスト教:聖母】
聖母 【キリスト教:聖母】
イエス・キリスト 【キリスト教:神、救世主】
キリスト教 【文化地域】
魔女 【大項目】

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