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エーテル Ether >>関連項目一覧古代ギリシャ、ヨーロッパの哲学、錬金術における伝承。 日本へはオランダ語から入ってきたようだが元はラテン語。英語読みはイーサー。 地上の物質を構成する元素エレメント(エレメンツ)は火、水、土、風の四大とされたが 天上界を構成する第五元素がエーテルと考えられた。星の運動を司る宇宙霊魂の元素、宇宙空間に充満する元素とされた。 これらは、ルネサンス期までヨーロッパで支配的な考え方だった。 また光の波動説で光を伝える媒質として仮想され、光の電磁波説以後は電磁波の媒質とされた物質。 相対性理論によって空間自体を電磁波の媒質とみなせばよいことがわかり、その存在は否定された。 現代物理学では電磁場を指す言葉として使用される。 または、2個の炭化水素基が酸素原子1個と結合した化合物の総称に使われる。 一般に中性で芳香のある揮発性の液体。特に、エチルエーテルをいう。 また派生語に「ethereal」がある。「空気のような、軽い」の意。 コンピュータ・ネットワークに使われるイーサー・ケーブルのイーサー(Ether)は光の媒質としての意味合いから用いられた名前。 関連項目一覧
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