幻想世界神話辞典 〜
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ジェミニ ふたご座、双子座 Gemini >>関連項目一覧ヘレネス(ギリシャ)の神話に語られる星座。黄道十二星座の1つ。北半球の冬の星座。 ふたご座の物語にはカストルと ポリュデウケス(ラテン語ポルックス)が語られる。 ゼウスが白鳥の姿(白鳥座)でスパルタ王妃レダと交わりに産ませた2つの卵から、 1つからは女の双子(トロイのヘレン、後のアガメムノンの妻クリュテムメストラ)が、 もう1つからは男の双子(カストル、ポルックス)が生まれた。 二人はそれぞれ武芸の達人で勇名をはせていたが、メッシナのイダス兄弟という悪者と戦った時、勝利したものの、 カストルが流れ矢に当たり死んでしまった。弟ポルックスはゼウス神の子で不死だったが、ゼウスに「生まれた時も一緒 だったので死ぬときも一緒に」と願い、天にあげられて星になった。 α星がカストル(1.6等星)、β星にポルックス(1.2等星)の名がついている。 望遠鏡ならカストルを高倍率で観測すると、2.0等星と2.9等星の二つの明るい星がくっついている二重星なのががわかる。 カストルの足元には双眼鏡でもわかる美しい星の集まり、散開星団M35がある。 12月頃、ふたご座流星群がみられる。 2011年の極大(ピーク)観測日は12月15日2時頃だという。この前後でも観測できる。 2010年の極大観測日は12月14日だった。 参考資料 ・日本大百科全書 (執筆者:藤井 旭 小学館) 他 関連項目一覧
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