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ラビュリントス labyrinthos(英語ラビリンスLabyrinth)    >>関連項目一覧


ヘレネス(ギリシャ)神話由来の語。中世以降ヨーロッパでは「迷宮」を指す語になっていたようだ。

ギリシア神話では、クレタ島のミノス王ミノタウロスを閉じ込めるために工匠ダイダロスに造らせた迷宮。 ミノタウロスを倒した勇者テセウスは迷宮で迷わないようアリアドネの糸を使った。 ラテン語ではlabyrinthus。

ラビュリントスの語源は、推測ではリュディア人の「ラブリュス(両刃の斧)」、国王の力の象徴で、 迷宮はミノス文明の王の宮殿で「二重の斧の宮殿」を意味したのではないかという。
クレタ、ミノス文明はギリシャとはまた違った部分もあるので将来別に項目を設けたい。

余談だが、地下迷宮で勇者が魔物を倒す、というファンタジーの物語の原型ともいえる。
他の迷宮をあらわすメイズmazeは古英語の「妄想、当惑」や、「驚く」amasodに由来するという。

 
関連項目一覧
ヘレネス(ギリシャ) 【文化地域】
ミノタウロス 【ヘレネス(ギリシャ):魔物:牛】
ミーノス 【ヘレネス(ギリシャ):王、冥界の裁判官】
ダイダロス 【ヘレネス(ギリシャ):工匠

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