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ショクザイ 贖罪 しょくざい リデンプションredemption,expiation >>関連項目一覧キリスト教用語、または日本語一般化された語で、「罪をあがなう(贖う)」こと。罪滅ぼし。 自分の犯した罪や過失を償うこと。 贖罪の羊(スケープゴート)という言葉がよく知られるだろうか。こちらもキリスト教用語から一般化した語といえる。 キリスト教用語(キリスト教で用いられる宗教用語)としての「贖罪 リデンプション」は、 おおむね「神の子キリストが十字架にかかって犠牲の死を遂げることによって、 人類の罪を償い、救いをもたらした」という教義。キリスト教とその教義の中心らしい。 キリストによる贖罪は英語で「the Atonement, the Redemption」となるようだ。 元来は「犯した罪に対して償いをする」という意味の法的な概念であるという。より詳しくは後述する。 また英語辞書における贖罪の訳では expiation(エクスピアシオン) 「贖罪する」は expiate [atone for] one's sin(s) 「彼は贖罪を信じていた」He believed he would be redeemed from sin. など、この場合の「罪」は「Sin」である。 また「贖罪」は英・仏・独では以下のようになるようだ。 redemption(英語) rédemption(フランス語) Erlösung(ドイツ語) ユダヤ教における「贖罪の日(ヨーム‐キップール)」という言葉もあるが別に項目を設ける。 以下はより神学的な内容を述べる。 ユダヤ、キリスト教的な伝統においては、神に対して人間が犯した罪が償われて、 両者の敵対関係が和解されることを意味するようになったという。「自分の力では償いをすることができない 人間にかわって、いけにえ(犠牲)が捧げられ、その代価によって失われたものがふたたび買い戻される」という 意味で贖い(あがない)といわれたようだ。 「旧約聖書」では祭司の手によって、贖罪羊(スケープゴート)のように動物が犠牲として捧げられることによって 贖罪がなされた。 「新約聖書」では、大祭司としてのイエス・キリストが自分を 十字架で犠牲として捧げることによって、一度限り決定的な贖罪がなされて、永遠に有効なものとなったと説かれたようだ。 パウロは、神の義の主張と愛のできごとの相交わるできごとがあるとしているようだ。イエス・ キリストの十字架における贖罪は、歴史上種々の強調点をもって理解されてきたという。 他、アンセルムス、アベラール、現代の弁証法神学者たち(バルト、ブルンナーなど)、アウレンなどが諸説を論じている。 参考資料 ・大辞泉 (JapanKnowledge) ・プログレッシブ和英中辞典 (JapanKnowledge) ・日本大百科全書 (執筆者:熊澤義宣 小学館) ・勝利者キリスト――贖罪思想の主要な三教理の歴史的な研究 (G・アウレン:著 佐藤敏夫・内海革訳 教文館) 関連項目一覧
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