幻想世界神話辞典 〜
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ガネーシャ Ganesha >>関連項目一覧インド、ヒンドゥー神話の神。象の頭と太鼓腹の姿であらわされる。腕は四本。体は黄色。大神シヴァとパールヴァティーの子。 知恵と文学の神。現代では学生のノートの表紙に描かれる。太鼓腹は大食いと幸運を分け与える力の象徴とされる。 ガナパティとも。この名はもと先住民の災厄、疫病の神であったという。漢訳の名は聖天、歓喜天。 四本の腕には、貝殻、円盤、棍棒、睡蓮を持つ。 牙は1本しかなく、叙事詩マハーバーラタを書き記したとする伝承では、牙を1本引き抜きペンにするほど熱中したという。 あるいは、パラシュラーマParasurama(斧を持つラーマ)がシヴァが寝ている時訪れたが、ガネーシャが家にいれず、斧の一撃を牙に受けたためともいう。 足元にネズミがいる場合があるが、ガネーシャに打ち負かされた鬼神が姿を変えられたものだという。 ガネーシャの象の頭は、シヴァの留守にパールヴァティーが寂しさから自分の垢や塵、粘土からガネーシャ造った。 帰ってきたシヴァが妻に会うのを阻んだので首を切り落とされた。パールヴァティーは取り乱し、生き返らせてくれるように頼んだ。 シヴァが見つけたのが象の頭だったのでそれがつけられ生き返り、シヴァの眷属ガナを率いるようになった。(ガナの主=ガネーシャ) また、別の話ではパールヴァティーが土星の神シャニを招待したとき、ガネーシャに危険な視線を注ぎ、ガネーシャの頭は炎に包まれた。 悲しむパールヴァティーにブラフマーが何か手近なもので復元しようといい、象のアイラーヴァタの頭が据えられたという。 ガネーシャ寺院はデッカン地方に多くある。またシヴァ寺院にもガネーシャの図像がある。 関連項目一覧
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