幻想世界神話辞典 〜
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シヴァ siva >>関連項目一覧インドの神話に出てくる神。世界の破壊神。(神格についてはインドの項を参照)名前は「取り消す者、取り去る者」の意。 初期の神話にシヴァの名はでてこないが、過去においてはルドラがそれにあたり、ルドラの神格を取り込んで、ルドラはシヴァの別名にすらなってしまった。 シヴァには多くの眷族がおり、妃の数も多い。それはシヴァの神格が反映して妃が増えることによる。例えば、シヴァが破壊神マハーカーラーの時 、妃はカーリー(カーラーの女性形)となる。逆説的に言えば、シヴァの多数の神格は、各地の土着の神が取り込まれた時に数多くの女神がシヴァの妃にされたことによる。 他の神妃にはサティー、ドゥルガ、パールヴァティーなどがいる。 シヴァの特長には、踊りの王ナタラージャという別名や、男根の形の石リンガ、パールヴァティのいたずらで生じたという額の第三の眼がある。この眼からでる炎はヒマラヤ全体を 炎に包んだ。また欲望の神カーマを第三の眼の閃光で滅ぼしたともいう。またピナカまたはトリシューラという三叉戟を持つ。 パールヴァティーが造った子供にガネーシャ、また戦いの神カールッティケーヤも子供である。 シヴァの乗り物として聖なる牡牛ナンディがいる。 また、ヒンドゥー教の影響を受けたインドネシアでは、シヴァのことをバタラ・グルと呼んでいる。 マハー・カーラーの神格は中国に入り、漢訳されて「大黒天」になった。日本ではさらに七福神のひとつとなった。 関連項目一覧
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