アイテールとも。
ヘレネス(ギリシャ)神話の神。神統記ではエレボスとニュクスの子、他ではウラノスとガイアの子。ヘメレ[ヘメーラー](昼日)の兄。
アイテルの意味の訳は「灝気(高空の光と輝き)」「澄明」「上天」「天の光」等。エーテル etherの語源。
串田孫市氏の本ではアイテルとガイアの子ポントスがいる。
K・ケレーニイの本では、オルペウス教徒の伝承として、元初の世界でクロノスChronosからアイテルとカオスが生じ、 さらにクロノスとアイテルの間に銀の卵を産んで、 ここから息子パネースがうまれてた。
参考資料
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ギリシアの神話 (神々の時代) (カール・ケレーニィ:著 植田兼義:訳 中公文庫)
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ギリシア神話〉 (呉茂一:著 新潮文庫)
・神統記 (ヘシオドス著 岩波文庫)
他
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