ギリシャ語ではアトモスatomos。古代ヘレネス(ギリシャ)の哲学、思想での、 「(もうこれ以上)切れない、分かてないもの」「それ以上分割できないもの」 。現代ではあらゆる物質を構成する基本的な「原子」のこと。その語源。
古代ギリシャ、紀元前BC5世紀中頃~BC4世紀初め哲学者デーモクリトスDemokritos(没BC370年頃) の思想で、世界のすべてのものは、このアトムが上へ下へと運動しつつ、互いに結びついて、 その様々な結びつきでいろいろなものが構成され、寄り集まってできている という考えがあった。
当時彼は唯物論、神々が世界を動かしているのではなく物質の働きが動かしていて、
精神や心の働きも物質がもとだとした。アトムと不ニだと説いた。
人間が思想や哲学を深めていく中で、神々ではないものに真理を求めようとして生まれたとすれば
科学的なものもひとつの宗教、神話なのかもしれない。
なお、物理学では物質の最小単位「原子」。the atomは原子力、核エネルギーを意味する。
参考文献
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故事名言由来・ことわざ総解説 (自由国民社)
・プログレッシブ英和中辞典
他
(C) 幻想世界神話辞典 - GENSO SEKAI Myth dictionary