幻想世界神話辞典 文化地域項目大項目リンク集掲示板辞典TOP

ナチノタキ 那智の滝 なちのたき >>関連項目一覧


那智大滝。日本の伝承、自然信仰。和歌山県、那智山にある滝で、飛滝(ひろう)神社のご神体。 古来から神聖視され、修験道の道場として知られる。

那智川にかかる多くの滝(四十八滝)、または特に、一の滝をよぶ。高さ133m。 2004年(平成16)「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産(文化遺産)に登録された。

「那智」の語は、「難地」の意味、または「新宮・本宮のノチ(後)の義[和訓栞]」か、といわれる。
(和歌山県東南部[紀伊東牟婁郡]那智勝浦町、那智山などこの地域の名称。熊野三山のひとつ那智熊野権現の門前町。 平安末期以降「蟻の熊野詣」といわれ全国から参詣者が訪れた)

あまり関係ないが「那智若衆」という語がある。
那智山のあたりは男色がさかんで、年取った若衆もいたことから、 「老齢の若衆をののしっていう語」だという。
高野六十那智八十。
浄瑠璃・義経千本桜-三
「テモ恐ろしい此金を那智若衆めにすっての事、ひぢり取りよと致したへらず口」


参考文献
日本国語大辞典 〔精選版〕 1
・大辞泉 (JapanKnowledge)

 
関連項目一覧
日本 【文化地域項目】

●このページのトップへ●


(C) Copyright Masahiro Aibara