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常世長鳴鳥 とこよのながなきのとり

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酉年 にわとり 6世紀頃の埴輪 トコヨノナカナキノトリ。
日本の神話で、天照大神が天岩屋に籠もった時、この鳥を集めて鳴かせたという。 にわとり(鶏)の異名。とこよの鳥とも。
常世(とこよ)は「永久にかわらないもの」あるいは「常世の国」のこと。

「常世長鳴鳥を集めて、鳴か令めて」『古事記』
「遂に常世長鳴鳥を集めて互に長鳴せしむ」『日本書紀』

神社では、石上神宮などで、鶏を神の使いとする。 「鳥居」はニワトリをとまらせるものだったという説もある。

日本では古来、ニワトリは朝に鳴くことを利用目的として飼われた。 仏教で、殺生や肉食が忌避されたこともあり江戸時代まで 卵の利用も殆どされなかったようだ。

参考資料
日本国語大辞典

 

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