さえのかみ。「さい」にあたる漢字に道祖、幸、斎、塞、賽などがある。 一説には、さかい(境)の神からだとも。さいはサチ幸とも。塞はふせぐ、まもる。
境にあって外部から村落え襲来する疫病や悪霊などをふせぎ止める、追い払う神。 行路の神、旅の神、生殖の神。
さいに当てられる「道祖」、道祖神(どうそじん)は、 道路の悪魔を防いで、行く人を守るという神。たむけの神 さいの神。 「道祖土」(さいど)という名字もみられる。
小正月のどんどの火祭を、さえのかみ祭りという。
雑俳-柳多留「さいの神 過礼に出る 村の娵(よめ)」
参考資料
・
日本国語大辞典
・岩波 国語辞典 第四版
他
関連項目一覧
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