さほひめ。佐保神とも。春をつかさどる女神、春の女神。
地黄(じおう 植物)の異称。
宇津保-春日詣「さほひめはいくらの春を惜しめばか染めいだす花の八重に咲くらん」
語源としては『和訓栞』『大言海』には、奈良の東の佐保山。東は四季の春にあたるので春の 女神の名になったとの説がある。または小春姫の義(『古今要覧稿』)。また小青姫の義(『燕居雑話』)
初春に生まれ、狩猟用に捕らえた鷹を「佐保姫鷹」(さおひめだか)という。
参考資料
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日本国語大辞典
他
(C) 幻想世界神話辞典 - GENSO SEKAI Myth dictionary