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キジムナー

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沖縄の伝承で、ガジュマルの古木の精霊だという。キジムン、マジムン、ケンムン、セーマ、ブナガイ、ブナガヤー、ミチバタとも。 これらの名は鹿児島以南の島々にもみられる。

大きさは、子供や赤ん坊くらいで、全身毛むくじゃらであるという。牛や馬にイタズラしてとびはねさせる等たわいもないイタズラをするようだ。

夜、歩いていると、提灯から火を取って逃げることもあるが、出かける前に提灯をまたいでおくと防げるという。

魚やカニが好物だが、魚は片目だけくりぬいて食べると飽きてしまうので、おだてたりすれば残りをもらえるという。

旧暦八月十日は妖怪日といって全ての妖怪があつまるというが、「キジムナーの火」という怪火がでるという。 また、そういった怪火や不審火などがでると、やはり「キジムナーの火」だといったりするようだ。
このような妖怪を怪火とする例は、世界で多くみられる。(狐火、ジャック・オ・ランタン等)

2018年のNHK大河ドラマ『西郷どん』で奄美のシーンに「ケンムン」がセリフでみられた。

参考資料
沖縄の神と食の文化

 

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