幻想世界神話辞典 〜
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モノノケ 物の怪 もののけ >>関連項目一覧生霊、死霊の類、邪気のこと。人に取りつき病気にしたり死に至らす。 「紫式部日記」では、お産のとき屏風を立てめぐらし調伏したという。 「源氏物語 葵の巻」には「物の怪、生霊(いきすだま)などいふものおほく出で来てさまざまの名のりする中に」 「大殿(おおとの)には、御物の怪いたう起こりていみじうわづらひたまふ」とある。 清少納言の「枕草子」では、昔評判の修験者があちこち呼ばれ調伏する途中疲れ居眠りしたので非難された、とある。 ほかに大鏡、増鏡にも記述がみられる。 平安期の記述が多くみられる。 「物の怪だつ」といえば、とりつかれることを指す。 そような場合、僧侶修験者の加持祈祷、調伏退散、また呪法で追い出し別の人(憑座たれなし、よりまし)にのりうつらせ、 さらに外界へ追い出し平癒させた。 関連項目一覧
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