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ミュルミドーン Myrmidon >>関連項目一覧

ヘレネス神話。アイギナ島のアイアコス王の土地の人々。この土地ではゼウスの愛した女性エウロペの名がついているという理由で、女神ヘラが疫病をひろめ、人も獣も、樫の木の下のどんぐりのように地面の上に無数に倒れて死んでしまった。

アイアコスがゼウスに祈ると、雷鳴がなり、ゼウスに捧げてある樫の木の枝が風もなくゆれて蟻を地上に落とした。その蟻たちが大きくなっていくところで、目を覚まし、アイアコスはこれが夢だったと気づくが、神殿の外には夢の通りの、蟻から人となった者たちが行列を作り、アイアコスにひざまづいて王とした。アイアコスはミュルメクス(蟻)にちなんで、この新しい一族をミュルミドーンと呼んだ。蟻の頃の性質と似て、勤勉で得ることに熱心で、得た後は浪費しない者たちだという。

あるいは、アキレウスの手勢の軍隊のことをいい、これに由来して、現在では政治上のリーダーのいいなりに無法なことをする配下の者たちを指すのに使われる名ともなっている。

 

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ヘレネス 【文化地域項目】

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