日本の名刀(国宝)、太刀 銘 光世作(名物大典太)。天下五名刀、天下五剣のうちのひとつ。大伝多など幾つか漢字の違う記録もある。 読みも、おおてんた、だいでんた、とも。長さ66.1糎(cm)。反りが深く堂々たる体配で大典太といわれる名物。
平安時代後期1070年頃の筑後の刀工、三池典太光世(みいけでんたみつよ)の作。 この刀は足利将軍家の重代で、のちに秀吉にわたり、前田利家に与えられ今日にいたる。
伝え聞くところでは、
「三体の遺体重ねぎりし、一番下の背骨まで刃が達した」
「娘に守り刀として持たせたら病気が治った」
「しまって置いた蔵にとまった鳥がバタバタと死んだ」
などの怪奇譚がある。
天下五名刀、天下五剣
大典太光世(おおでんたみつよ)
童子切安綱(どうしきりやすつな)
鬼丸国綱(おにまるくにつな)
三日月宗近(みかづきむねちか)
数珠丸恒次(じゅずまるつねつぐ)
参考資料
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名刀 その由来と伝説 (牧秀彦:著 光文社新書)
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ドウジキリ(童子切) (刀)
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