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ペーネロペー Penelope >>関連項目一覧


ペネロペとも。スパルタ王族の一人イカリオスの娘。イタケの王オデュッセウス(ユリセス)の妻。 大変美しい女性のようで、オデュッセウスは大勢の競争者に打ち勝って結婚した。
名前の意味はは「penelops(カモ鴨の一種)」、または「pene(糸、横糸)」に関連するらしい。

ペーネロペーが家を出る時、にイカリオスは別れに耐えられず、娘にとどまるようにいった。 オデュッセウスは彼女の心にまかせるようにいった。 ペーネロペーはこたえずに嫁入りのヴェールを顔にかけ、イカリオスもそれ以上は何もいわなかった。 彼女が行くと、別れた地点に貞節の女神の像を建てた。

2人は1年ほど一緒に暮らしたのち、オデュッセウスがトロイア戦争に参加し、長い戦争の間、生死不明といわれ、 その間ペーネロペーは多くの求婚者に悩まされた。その内、求婚者の誰か一人を選ばなければならない羽目になってしまう。 しかし、オデュッセウスの帰りを待ち、手をつくして延ばし延ばしにした。その手段のひとつに「ペネロペの織物」がある。

舅のラエルテスの葬いの被衣が織っているので、出来上がったら誰かを選ぶと言うことにするが、昼間織ったものを夜にはほぐす、 という繰り返しで時間をかせいだ。 何事でも「絶えずしているが決して出来上がらないもの」のたとえになっている。

求婚者たちは宮殿や人民を好き勝手にし、ペーネロペーを苦しめていたので、帰ってきたオデュッセウスに成敗された。

16世紀からイギリスの洗礼名として時折使われるようになったという。 「サンダーバード」のペネロープは英語読み。



 
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ヘレネス(ギリシャ) 【文化地域項目】

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