日本語では惑星の訳から「冥王」とも。プルートー、プルトンとも。ローマ神話、ヘレネス(ギリシャ)神話の神。繁栄と富をあたえる神で、 名前は繁栄を意味する語に由来する。冥府の神ハーデス(ハデス)の別名。 死の神の名を呼ぶことを敬遠し、良い名前プルトンで呼んだという。
惑星*の冥王星や放射性元素のプルトニウムの名はプルートに由来している。
*2006年国際天文学連合(IAU)総会で惑星から準惑星(矮惑星[ドワーフプラネットdwarf planet])とされた。
(プルートの大きさは、地球の月より少し小さい。しかし小惑星帯最大のケレスの2倍、質量は10倍)
「冥王」は1930年代、アメリカでの天体プルート発見後に
日本名として考案されたらしい。冥土、冥府、冥界は以前からあった。「冥」は「くらい」と訓じる。
漢語でも意味は「暗い」またはこの一字でも「死者の国」の意味をもつ。
プルートと同神格のギリシャ神、ハーデスも冥王と冠されることが多い。
[準惑星としてのプルート]
水金火木土星と違い、望遠鏡の発達で肉眼ではみえなかった星として発見された天体には、歴史的伝承はない。
名前の命名などはいろいろな考慮の末である。
一応プルートの5つの衛星にもそれらしい名前がつけられている。
カロン(地獄の渡し守)
ニクス(夜の女神)
ヒドラ(湿地の水蛇の怪物)
ステュクス(地獄の河)
ケルベロス(地獄の番犬)
余談だが、'冥王'は『聖闘士星矢』の「冥王ハーデス編」、『聖闘士星矢 LOST CANVAS冥王神話』や『冥王計画ゼオライマー』、
そのMAD動画『冥王計画リリカルなのはBlack RX』、ONE PIECEの「冥王シルバーズ・レイリー」などでも知られる。
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