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ポリュペモス Polyphemos >>関連項目一覧このキュクロプスについての物語は2つあるようだ。 ひとつはオデュッセウスの冒険で目をつぶされたもの。こちらの話ではポセイドンの子 で、サイクロプスの中でも膂力(りょりょく)優れた者となっている。 もうひとつは、海のニンフのガラティアに恋するもの。しかし彼女はアキスという若者と 愛し合っており、まるで望みの無い恋だった。 ポリュペモスはある日絶壁で帆柱ほどの杖を置き、笛をよせあつめた楽器で歌の流れを響かせた。 それは、その美しさを限りなく誉めたたえながらも、 自分を無視する無常さと残酷さを激しく攻めてもいた。 そして吹くのを止め、じっとしていられずに森に迷いこんだところで、アキスとガラティアに出会ってしまった。 ポリュペモスは恐ろしい吠声で エトナ山を震わせ、二人に向かって岩を引き抜き投げつけた。少しかすっただけで アキスは潰されてしまった。ガラティアは恐ろしくて海に逃げ込んでしまった。 関連項目一覧
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