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ラー 

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エジプト神話に出てくる神。ヘリオポリスの太陽神。ヘリオポリスの九柱神の主神であり裁判官長。鷹の頭をもった人間の姿で表わされる。

ラーは各時代の政治的背景と関係して神格が変化している。古王国時代、ヘリオポリスの神官が宮廷で勢力をもつようになり、ラーは国家的な神として地方神より上位の神だと考えられるようになった。

テーベが政治的中心となった中王国以後も、テーベの神アモンガラーと同一化し、アモン・ラーに、その他にもアトンと共にラー・アトンとされたり、ホルスと共にラー・ハラテクとされたりした。

新王国時代には首都テーベの

興隆からテーベの地方神アモンが国家としての主神となり、古王国時代から信仰されていたラーと同一化されアモン・ラーとなった。

 
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エジプト 【文化地域項目】
オシリス 【エジプト:神】
セト 【エジプト:神】

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