仏教の経典。漢訳では法華経、妙法蓮華経(鳩摩羅什の訳)と訳される。
シャカ(釈迦、ブッダ仏陀)が最晩年、最後の涅槃経を説く前に説いた教え。
ダルマは「法」、プンダリーカは「白蓮華」、スートラは「経(経典)」と漢訳されている。
それ以前の経典では否定していた、女人成仏、悪人成仏を説いている等、あらゆる人々が仏となる(成る) ことを説いているためか人々に広く受け入れられ、仏典研究では最多言語、最大地域に広まった教えとされている。
天台大師の法華玄義には「サダルマフンダリシュタラ」(薩達磨芬陀梨伽蘇多覧)
また日蓮仏法では「サダルマフンダリキャソタラン」(薩達磨芬陀梨伽蘇多覧)
他に「なむさだるまぷふんだりかさすーとら」などとも。
オム、ナムを最初につけたものが題目として知られる。これは南無阿弥陀仏、南無観世音菩薩などあるが、それを根本にすることをさす。 南無妙法蓮華経は法華経を根本にする、との意味である。
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