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ソンケン 孫権 >>関連項目一覧中国の歴史上の人物。3世紀の三国時代の呉の国の王。三国志演義などの物語でも知られる。 孫子の末孫の家系で、父の孫堅、兄の孫策も優れた武将であったが悲運の死を遂げた。 孫権については、後年は人物を見る目などを評価する話もあったようだ。 作家の陳舜臣氏は「三国志でいちばん肉声が聞こえてくるのは、魏の曹操と蜀の諸葛孔明です。呉の孫権などは、 いろんなことが本に書かれているけれども、肉声が聞こえてこない」 ということをいっている。しかし、こういう話に名前が出てくるだけでもすごいといえるのではないだろうか。 名前は伝わっていないが「三国志演義」に孫権の馬が出てくる。花(が)そうの馬(たてがみがまだら模様の馬)。 次のような詩がある。 的廬 昔日 檀渓を跳び 又 呉侯の 合肥に敗れしを見る 後退し鞭を着てて 駿騎を馳すれば 逍遥津上 玉竜の飛ぶ 建安20年(215年)、合肥での戦いで敗走する孫権が落ちた橋にきた時、見事に跳び越えて対岸へ渡った。 また孫権は、武昌で熱心に刀を鋳造し、宝剣十振りを造り上げたともいう。 「古今注、輿服」には「宝刀三、宝剣六、云云刀あり、 云云とは、一に百錬を曰い、二に青犢(せいとく)を曰い、三に漏影を曰う」とある。 また仙人と関連した逸話もあり、葛玄(かつげん)、介象(かいしょう)、董奉(とうほう)などとの仙人と 関わりがあったようだ。 関連項目一覧
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