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タルンカッペ Tarnkappe (かくれ帽子 かくれマント)

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ゲルマンの伝承。『ニーベルンゲンの歌』(ディー・ニーベルンゲン)などで、小人のアルブリヒが持っていたかくれマントで、 ジークフリートが手に入れる。かくれマントで姿を消すことができる。

名前はドイツ語で、「タルン」はかくすの意の古代ドイツ語、テルネンTernenからきたらしい。 カッペは外套のことだが、現在タルンカッペは帽子とされるという。(同じゲルマン、ドイツ語で赤すきんは「ロート(赤) カッペヒェンRot käppechen」である。)
またはネーベル(Nebel、霧の意)カッペとも。これも帽子のことだという。

『角のようにかたいシーフリト』(Hürnen Sifrit)という詩では、シーフリトと竜が戦った時、 小人のオイゲルEugelが、竜の味方の巨人クペランのだまし討ちにあったシーフリトを、 かくれ外套で助けた。

 
関連項目一覧
ゲルマン、北欧神話 【文化地域】
ジークフリート 【ゲルマン:英雄】
ロート カッペヒェンRot käppechen(赤すきん) 【ドイツ:童話】 魔法の道具 【大項目】

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