世界の多くの地域では、聖数、忌数、魔法陣など数字に特別な意味があると考える文化伝承がある。
12や24は天体や方位、時間と空間に関係したものに多くみられる。
48はその倍数で、ひとつの集まり、「たくさんの数」としてよくみられる。
漢字では四十八、四八とも。
(しじゅうはち、よんじゅうはち、フォーティーエイト)
以下、48の例
・トレミーの48星座 (古代ローマ)
・カード(トランプカード)の枚数 48枚
(12×4 数字1-9 絵札3枚[王・騎士・女従者ソータ]ポルトガル等)
・花札 48枚 (ポルトガルのカード[カルタ]が和風化したもの)
・四十八願 (阿弥陀仏の大願 『仏説無量寿経』にある 仏教)
・四十八軽戒 (『梵綱経』 仏教)
・四十八手 (相撲の決まり手の総称 日本)
・四十八手 (さまざまな分野でのいろいろな手段・方法)
「いづれも四十八手の外、よい手を知なる女」(浮世草子『色里三所帯』)
・四十八棚 (3つの様式をいろいろ組みあわせた棚)
・四十八鷹 (あらゆる種類の鷹 48種類いるといわれた)
・四十八滝 (多くの滝)
・四八池の主 (大沼池の主[大蛇]の一族)
・「としとし四十八川の谷々より流れかたまりし漆なり」(浮世草子『日本永代蔵』)
余談だが日本ではAKB48、また関連の***48というアイドルグループがある。
参考資料
・
日本国語大辞典 〔精選版〕 1
・山や谷の伝説 (作品社)
他
関連項目一覧
数 【世界:数,数字】
トレミー 【古代ローマ:占星術】
(C) 幻想世界神話辞典 - GENSO SEKAI Myth dictionary