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ヤマモトカンスケ 山本勘介(勘助) >>関連項目一覧

勘助とも。戦国時代の、武田信玄に仕えた軍師。生没年1493?〜1561?(明応2?〜永禄4?) 道鬼斎と号したともいう。川中島の合戦で作戦失敗の責任をとり69歳で戦死したという。

講談や大衆文芸で有名だが実在は不明という説もあったが武田信玄の書状に「山本菅助」 の名が見えることから実在の人物と考えられるようになった。

甲陽軍鑑、北越太平記などの俗書に伝記がみえる。それらでは短躯、跛足、眇眼の智将として描かれている。

「甲陽軍鑑」品第七には「永禄四年に河中島合戦之時討死せし山本勘介は信玄公旗本に足軽大将 の中五人にすくられたる名人と云ひ、是も軍配鍛錬の者也。此山本勘介入道道鬼が軍配は、 宮・商・角・徴・羽の五つより分て見る。雲気・烟気・、其外、ゑぎ・さご・すだ、来り候、 右之外も口伝あれ共、勘介流はしゞめて是は一段短し」と軍配者として「気」をみて進軍を進言していた 様子が書かれている。陰陽師などの流れをくんだ呪術的な側面をもった軍配者を抱えるのは戦国時代普通であったようだ。

勘にたよって成功をねらう「ヤマカン」(山勘)の語の由来ともいう。

 
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