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ヤンベ・アッカ Yambe akka >>関連項目一覧北ヨーロッパ北極圏、スオミ地域の先住民族(おそらくサミ民族)の死の国の女神。 名前は「死者の老女」の意。地下の死の国の支配者で、大地を支える老女。幾つかの伝説では女性ではなく老爺だともいう。 死の国への入り口は氷の海へ続いている河口にあると考えていた。 また、地震が起こるのは大地の下で、大地を支える死の国の老人の手が震えるからだという。 死の国では、地上と同じような生活を送ると考えていたので、死者に対しては、死の国への長い旅行のための衣装を着せたり、 老人には墓に杖を入れるなどした。また、乙女の柩の上には着物と飾りを山と積んだ。 死者の国で、未婚で死んだ男たちが嫁入り支度の品々を持った少女に求婚すると考えていたからである。 また、墓が崩れ、遺体が風化するまでは食べ物を供える。死者を粗末に扱うと、死者が怒って地下から戻ってきて人々に害をなすという。 関連項目一覧
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