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ヨモツクニ 黄泉国 >>関連項目一覧日本神話における死の国。イザナミノミコトが死んだ時、イザナギノミコトが嘆き悲しみ、連れ帰ろうと黄泉国を訪れた。 しかし、イザナミノミコトはヨモツヘグイ(黄泉戸喫。死の国の食べ物を食べてしまうこと)のため醜い姿となっていた。 イザナミノミコトはイザナギノミコトの気持ちに答えようと思い、しばらく待つようにいったが、待ちきれなかったイザナギノミコトはユツツマグシ(湯津津間櫛)の歯を1つ折り火を灯した。 そして胸、腹、ホト(陰)に雷のとりついたイザナミノミコトの醜い姿をみて驚いて逃げ出した。 あるいは、イザナギノミコトがくるのが遅かったからだ、という話もある。 黄泉の国の食べ物を食べてしまったし、もう寝るところなので寝姿を見ないように言ったが、聞き入れず爪櫛の歯を折って火を灯すと、イザナミノミコトの体は、膿が流れ、うじが湧いていたという。 イザナミノミコトは 言うことを聞かず恥をかかされた、とイザナミノミコトは怒り、ヨモツシコメ(黄泉醜女)、チイホノヨモツイクサ(千五百之黄泉戦)を追手に出した。またはヨモツヒサメ(泉津日狭女)を差し向けたとも。 イザナギノミコトは、クロミカズラ(黒御鬘。黒い髪飾りのつる草)、ユツツマグシ)を後ろ手に投げ、障害をつくりながら逃げ、ヨモツヒラサカ(黄泉比良坂)で坂の下にあった桃の実を投げつけ、やっとのこと難をのがれた。 関連項目一覧
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