ユルングルとも。北部オーストラリア、ムルンギン民族の伝承の偉大な銅のニシキヘビ。虹の蛇、虹蛇といわれるもので、赤い毛が生えていて、大きな頭、大きな口を持ち、口から水が勢いよく流れだすという。声は雷だという。
この蛇の聖地アウワAuwaにあるミリルミナ(ニシキヘビの背)という泉に、禁断の氏族の男と寝た2人の少女の径血が落ちた。
ユルルングルが泉からあがると洪水がおき、2人は洪水に飲み込まれないよう歌ったが蛇の霊は2人を飲み込んでしまった。
その後蛇たちの会合で、子孫を飲み込んだのは吐き出すように決まり2人を吐き出した。
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