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アイアコス Aiakos

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ヘレネス[ギリシャ]神話にでてくる王。ゼウスを父にもつ。アイギナ島の王。 アテナイの王ケパロスがクレタ王ミノスと戦争していた時、アイアコスに助けてもらおうと島へ訪れ頼むと、 アイアコスは快くひきうけた。ケパロスが同じくらいの歳の人民しかいないことを不思議に思い聞くと、アイアコスは悲しんだ声でいきさつ話した。
(詳細はミュルミドーンの項、参照)

ゼウスの寵愛うけたエウロペ、その名を持つ島を憎んだヘラにより人力の及ばぬ疫病がおこり、多くの人々が死んでいった。
その中、アイアコスは自分も人民と死んでしまいたいと思い、父ゼウスに祈った。人民を返すか自分を殺してくれと頼んだ。 人民思いの優れた王であったようだ。

アイアコスが、ゼウスに捧げてある樫の木に群がるアリをみて、 このようにたくさんの人民を賜って町をみたして欲しいと願った。
蟻が大きくなり人民になる夢を見て、目が覚めると息子テラモンが、 たくさんの人民があらわれたと知らせてきた。

この人々はミュルメクスにちなんでミュルメドーンと名づけられた。 蟻の性質に似て勤勉で得ることに熱心な一族だという。
このようないきさつで、同じ歳の人々だらけなのだという。

 

関連項目一覧
ヘレネス[ギリシャ] (文化地域)
ミュルミドーン (蟻のような勤勉な一族)
ゼウス (主神)

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