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エルサルバドルの神話・民話 El Salvador

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もともとマヤ系の先住民の暮らす地で、クスカトランと呼ばれていた。 ピピル族、レンカ族、ポコマム、メダガルパ、ウルアなどの諸族が居住。 マヤの遺跡も多くある。

中南米エルサルバドルはメキシコから南米の間の地峡みある。 北東側にグアテマラ、北西側にホンジュラスがあり太平洋側にしか海がない。
広さは四国と淡路島に相当する2万1040㎡。 首都はサン・サルバドル。国名、首都名はスペイン語で「救世主(サルバドル キリストのこと)」。 通貨はコロン(クリストバル・コロン コロンブスから *2001年 米ドルも公式通貨 コロン/ドルレートはほぼ固定? 8.750)。

キリスト教の祝日、3-4月[移動祝祭日]のセマナ・サンタ(復活祭)、8月3-6日守護天使の祭り、 11月2日死者の日等。カトリック50%、プロテスタント38%。人口の84%が混血、先住民6%。

内戦や地震などの災害を乗り越え復興・成長する国家であるようだ。 親日国で「中米の日本」と喩えたりするという。 中米の国では日本との関わりも多い。

1525年 マヤ系ピピル人国家をスペインが制圧(グアテマラ総督府領)
1821年 メキシコから独立(中央アメリカ連邦の一国として)
1839年 中央アメリカ連邦分裂 アメリカに一州として加盟請願するが拒否
1931年 マルティネス政権 アメリカ等革命政権認めず 日本だけ承認
1932年 満州国をエルサルバドルが承認
(日本 中南米最初の製造業投資)
(日本 中南米最初の自動車代理店おく)
1994年 日本のPKO 4例目として選挙監視員15人派遣

マヤの遺跡
ホヤ・デ・セレン遺跡[セレン氏の宝]*世界遺産 肥沃な地域400年から農耕集落
(首都の西36km 650年に噴火で火山灰に埋没)
サン・アンドレス遺跡(600-900年頃 サポティタン渓谷 様式等コパン王朝関係か)
 グアテマラ・ペテン県土器、ベリーズ産石材の石器、巻貝の出土
タスマル遺跡(チャルチュアパ文化 サンタ・アナ西15km)
 周辺から先古典期オルメカ様式の石彫など発見  カサ・ブランカ遺跡(タスマルに先行して栄えた)
 エル・トラピチェ遺跡

首都圏174万の人口をもつ首都サンサルバドルには、 平生三郎公園 Parque Saburo Hirao があり自然史博物館には古代史などの展示もある。 (平生氏は生前 東洋紡副社長 同国に紡績工場営む)
ラ・プエルタ・デル・ディアブロ(悪魔の門)という、左右に巨大な2つの岩が立つ場所がある(バルボア公園南1km) 。(ヨーロッパでは奇岩などを「悪魔の~」ということが多いがスペイン人が名づけたものだろうか)

第3の都市サン・ミゲルはもと先住民のレンカ族が多く暮らす地だった。

参考資料
エルサルバドルを知るための55章 (エリア・スタディーズ80)
B20 地球の歩き方 中米 2014~2015
ポコ・ア・ポコ―グァテマラ/エル・サルバドルの旅

 
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エルサルバドル (文化地域)
シグアナバ (魔物:泣き女)
シピティオ (小人:シグアナバの子)
 
グアテマラ (文化地域)
アメリカ先住民 (文化地域)

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