またはヒャン・アナンタボガ、デワ・アンタとも。インドネシア、バリの伝承。地球の7層に わたって君臨するサン・ナガラジャ(蛇の大王)。インドのアナンタ竜にあたる。
世界のはじまりには、この巨大な蛇しかいなかったが、瞑想によってベダワンという 亀を創り出し、この亀の甲羅の上に2匹の蛇と、地下世界の蓋である黒い石がのっていた。
ある民話ではデワ・アンタの流した涙が卵に変わり、その卵から美女デヴィ・スリや、豚(猪) の魔物サン・カラブアット、サン・ブドバイが生まれた。
参考資料
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インドネシア民話集 (1982年) (現代教養文庫〈1069〉)
他
関連項目一覧
アナンタ (インド、竜王)
ナーガラージャ (インド、竜王)
ドラゴン、竜 (大項目)
インドネシア (文化地域)
英雄スランジャナと魔物レンブ・グマラン (物語)
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