アイヌの伝承、アイヌ語で「神」の意味。アイヌでのカムイの意味の正確な説明はしかねるが、
神々の名前に使われ、また広く自然、動植物、様々なものに使われる。東アジアのアミニズム的な考えがうかがえる。
単にカムイkamuyとしたとき「熊(クマ)」の意味もある。
コロコロカムイkorokoro-kamuyがコオロギなのはかわいい名前である。
他の例
カムイノミkamuy-nomi (神を祭る、祈り)
カムイトーkamuy-to (神の湖 摩周湖)
カムイフムkamuy-hum (雷)
余談だが、忍者等を扱ったマンガ作品『カムイ』『カムイ外伝』はアイヌ語とは関係ない(はずである)。 2018年に明治の北海道とアイヌを扱った漫画作品『ゴールデンカムイ』がアニメ化。
参考資料
・
アイヌ語絵入り辞典 (知里高央/横山孝雄:共著 蝸牛社)
・大辞泉
他
関連項目一覧
アイヌ (文化地域)
アペフチ・カムイ (女神:火)
カンナ・カムイ (竜神)
パウチ・カムイ (神)
パヨカ カムィ (神:病)
レプン カムイ (沖の神、シャチ)
カミ(神)、ゴッドGod、天 (大項目)
(C) 幻想世界神話辞典 - GENSO SEKAI Myth dictionary