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キケンジョウ 喜見城[宮] スダルシャン Sudarsana >>関連項目一覧喜見宮などとも。インド、ヒンドゥーの神話のインドラの居城スダルシャン Sudarsanaが 中国に仏教経典で伝わり訳された語。 須弥山(須彌山)の頂上の忉利天(とうりてん)にある帝釈天の居城で、七宝で飾られていて、 城の四門に四大庭園があり、庭園では諸天人、アプサラスやガンダルヴァが遊び戯れるという。楽園などのたとえとされる。 喜見宮(-ぐう)、喜見城宮、善見城とも。 14c世紀の日本の書に「太梵高台の月、 喜見城宮(キケンジャウグウ)の花も見るにたらず、ぶべからずと」とある。(「太平記」二五・自伊勢進宝剣事) スダルシャンのスは「適切」良いといった意味、ダルシャンには「見る」といった意味があるようだ。 日本の富山では、海の彼方にみえる蜃気楼を「喜見城」とよぶ。 世界各地で蜃気楼には神話伝承にからんだ呼び名があっておもしろい。 ヒマラヤ山脈のインド北東部側ガンゴトリ国立公園内のスダルシャン・パルバッド峰SUDARSHAN・PARBAD(6507m)があるが 関係あるかわからない。 参考資料 ・日本大百科全書 (小学館)[ 執筆者: ] ・大辞泉 (JapanKnowledge) ・日本国語大辞典 (ジャパンナレッジ) 関連項目一覧
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