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ブリュンヒルド Brynhildr

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またはブリュンヒルト、ブリュンヒルデ。ゲルマン、北欧神話の ヴァルキューレ、王女。名前の意味は、「鎧をつけたヒルド」「鎧をつけた戦い(の女)」。

・エッダ「ファーヴニルの歌」
・エッダ「ブリュンヒルドの冥府下り」
・ヴォルスンガ・サガ
・ディー・ニーベルンゲン
・ニーベルンゲンの歌
・ニーベルンゲンの指輪
などの物語ででてくる。

エッダとサガではヴァルキューレであるが、ニーベルンゲンの物語では特に語られてはいない。 どちらにしろ、非常に美しく、そして強い力の持ち主。シグルド( ジークフリート)が槍投げや腕力で負けるかもしれないと思うほどである。 ニーベルンゲンの歌では、彼女の槍は3メッセ半(一説では350ポンド、約159kg)で 男三人でも運ぶのに苦労するという。

ヴァルキューレとしてのブリュンヒルドは一度、白鳥の翼を奪われ、オーディンに背いて 戦いの勝者を決めてしまったことがあり、その罰として、 オーディンにトゲでさされ、炎に囲まれた城の中で眠りにつかされた。英雄シグルドは スレイプニルの血を引く愛馬グラニで城を囲む炎くぐっていき、 眠りをとく。

シグルド(ジークフリート)はグンテル(グンナル)王の妹と結婚するため、王と ブリュンヒルドが結婚できるよう手助けするが、 それは隠れ蓑タルンカッペを使って姿を消し、王が ブリュンヒルドより力があるように見せかけた。ブリュンヒルドをあざむく行為は後にばれて、 ブリュンヒルドは王にはたらきかけ、シグルド(ジークフリート)を殺させた。

しかし、自分を負かした勇者に対しての愛憎の感情は、その後、自分も死ぬのでシグルド (ジークフリート)と一緒に火葬して欲しいと願い、その通りになった。

参考資料

 

関連項目一覧
ヴァルキューレ (ゲルマン:女神)
ジークフリート (英雄)
ゲルマン、北欧神話 (文化地域)

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