中国の伝承。道士などが金石をくだき、練って調製した不老不死の薬。 「金」は黄金、種々の金属(例 五金=金銀銅鉄錫)。「丹」は赤色、定まった処方で作られた薬(丸薬か粉末)。
転じて妙薬、高価な薬のこともいう。
日本の文献でも、高価な妙薬をさす意味などでみられる。
「夫金丹之為物、焼之愈久、変化愈妙」(『抱朴子』-金丹)
仙人の呂洞賓(りょどうひん)が、鍾離権から不老長寿の秘薬「龍虎金丹」の作り方の書物を授かったという伝承がある。
参考資料
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現代中日辞典 増訂版 (光生館)
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日本国語大辞典
他
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