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ダイニチニョライ 大日如来 >>関連項目一覧


日本では真言密教などの本尊。瞑想し、白蓮華に座った姿で描かれる。 サンスクリット語でマハーヴァイローチャナ。「偉大な光照者」の意。

ヴァイローチャナの音写は毘廬遮那(びるしゃな)であり、奈良・東大寺の大仏などが廬遮那仏である。6世紀頃などは 毘廬遮那仏を本尊としていたようだが、時代がくだり、9世紀頃に弘法大師などにより密教がはいってくると、チベットなどでも信仰されていた 五智如来(ディヤーニ・ブッダ、または金剛界五仏)の長,、アーディ・ブッダ(原初の仏陀)のひとつとされるマハーヴァイローチャナ、摩訶毘廬遮那が「大日如来」として本尊の位置をしめたようだ。大日如来が強く信仰されるのは、大日経、金剛頂経を依経とする場合のようだ。

仏像としては菩薩形で頭に高い髷(まげ)を結い宝冠、首飾りをきらびやかにつけている。手の形は大日経によるものは膝の上に両掌を膝の上に重ねた 禅定印、法界定印で、金剛頂経によるものは両手を胸の前にさげ左手の人さし指を右の拳で握っている印相、智拳印であるという。 運慶(12世紀の仏師)作といわれる大日如来像は智拳印になっている。

 
関連項目一覧
マハーヴァイローチャナ 【仏教:インド、中国、日本】
仏教 【文化地域項目】
日本 【文化地域項目】

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